紀宝町の井田海岸でアカウミガメが上陸、産卵しました。
紀宝町のウミガメ保護監視員・尾崎強さん(六九)が十三日午後五時三十分頃、パトロール中にウミガメの足跡を見つけ、砂地を調べたところ、産卵を確認。十二日夜から十三日早朝にかけて産み落とされたと思われるそうです。
井田海岸は毎年シーズンになると、紀宝町から委託を受けた保護監視員が海岸に産卵がないかパトロールを実施。
今年は、六月三日に旧井田小学校前に初上陸、今回が三頭目にして、初産卵となりました。
産卵地は高波の影響を受ける恐れがあり、ふ化が危ぶまれることから、井田小学校のふ化場「ウミガメの家」に移動。十四日朝、卵を掘り返したところ、深さ約四十センチの穴には百一個の卵が産み落とされていました。
井田小学校に移動した卵は、六年生の児童三十三人が管理することになり、ふ化するまでの六十日間、砂の温度を測るなどの観測を行っています。
この記事は、かつさんからご投稿いただきました。 |
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井田小学校のふ化場「ウミガメの家」 |
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海岸から掘り出されたウミガメの卵 |
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