花炭をご存じですか?これは,飾り炭とも呼ばれていて,500年の歴史があるもので,茶道の道具炭等で用いられているものです。写真にもあるように,松ぼっくり,ドングリ,栗などの木の実を焼いて,炭にしたものです。そしてこれらは全て,障害を持つ作業所の方たちが,三重県民の森や尾高高原などで拾い上げてきて,自分たちの手で焼いてこのように飾り炭に仕上げたものです。すごいですよね。
炭としての本来の効果,マイナスイオンの発生や消臭,有害物質の吸着だけでなく,その一つ一つが持つ繊細な姿や神秘性,美しさから癒し効果も生まれ,安らぎを与えてくれるものともなります。飾り方としては,袋に少し穴を開けてそのままお部屋に飾ることもできますし,小皿やガラスの器に移し替えて玄関やトイレに置くこともできます。炭なのでやがて崩れてしまいますが,その時は花の鉢に入れることができます。気持ちのこもった手作りの作品ですので,見ているだけで温かい気持ちになってきますよ。 |
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見事に焼き上がった花炭 |
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いろいろなバージョンがあります |
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