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古道センター企画展「熊野川交通〜川舟の変遷と水運の歴史」【12/9迄】
日程:
2018年10月20日 〜 2018年12月09日
時間:
9時00分〜17時00分
場所:
三重県立熊野古道センター展示棟企画展示室(向井)
お問い合わせ:
三重県立熊野古道センター
〒519-3625 三重県尾鷲市向井12−4
TEL:0597-25-2666
FAX:0597-25-2667
Mail:info@kumanokodocenter.com
内容:
尾鷲市向井にある三重県立熊野古道センターにおいて企画展「熊野川交通〜川舟の変遷と水運の歴史」が開催されます。
奈良県吉野郡天川村の山上ヶ岳(標高1,719m)を水源とする熊野川は、大小の支川を合わせながら十津川渓谷を南流し、和歌山県新宮市と三重県熊野市の境界で、大台ケ原(標高1400〜1600m)を水源とする左支川北山川と合流して熊野灘へ注ぐ幹川流路延長183q、流域面積2,360kuの一級河川です。
熊野川流域は大部分が急峻な地形であるため遅くまで道路整備が進まず、流域を結ぶ輸送路の中心として熊野川が重要な役割を担ってきました。川沿いに道がない場所では渡し舟が橋の役目となり、人々を対岸へと運びました。平安時代の熊野御幸に始まる熊野詣において、熊野本宮大社から熊野速玉大社へ向かう参詣者の多くは舟で熊野川を下りました。江戸時代以降、木材の輸送として筏流しが熊野川を下り、木炭や石炭、流域住民の物資の輸送として団平船が行き交いました。流域の各地から河口へ運ばれた木材や産物は海上輸送により全国各地に運ばれていきました。
大正時代には全国でも珍しいプロペラ船が開発され、新しい輸送手段として新宮〜十津川間や新宮〜瀞峡間において利用されましたが、昭和30年代以降のダム建設に伴う道路整備によりこれらの舟運も次第に衰退していきました。現在は、観光として瀞峡を巡るウォータージェット船や、世界遺産登録を機に再現された川舟下りが人気を集めています。
本展では、川の道として山間部と河口部を行き来する唯一の交通手段であった時代から現在の観光遊覧としての利用まで、熊野川流域の人々をつないできた水上交通の歴史についてご紹介いたします。
付属事業@講演会「熊野川交通の昔と今」
熊野川流域の生活に必要不可欠であった川舟は、様々な用途に利用されました。かつて小さな伝馬舟は多くの家が保有し、対岸へ渡るときや漁に出るとき山で切り出した薪の運搬などに利用しました。
やがて熊野三山巡拝の旅人を乗せた川舟や物資を運ぶ大型の団平舟が本宮〜新宮間を行き来し、その横を筏に組まれた材木が下っていく光景が日常となります。近代では動力化が進み、プロペラ船が開発されると後に登場するジェット船同様、全国から訪れる人々を瀞峡遊覧の旅へと誘いました。
このように熊野川流域において重要な役割を担った水上交通の変遷について、今昔写真を紹介しながら解説します
日 時:10月20日(土)午後1時30分〜3時
料 金:無料
定 員:80名(要申込・先着順)
場 所:映像ホール
講 師:中瀬古友夫氏(熊野学研究委員)
受 付:9月20日(木)〜10月19日(金)午後5時まで
付属事業A新しい古道の歩き方「熊野川体感川舟下り」
かつて熊野詣が盛んだった頃、本宮大社にたどり着いた巡拝者の多くが速玉大社へ向かうために熊野川を舟で下りました。川沿いには自然が織りなす景観が名勝として点在し、下り4〜5時間、上り2〜3日の舟の旅を楽しませたことでしょう。
今回のツアーでは、往時の旅人が見た水上からの風景を見ながら三反帆の川舟下りを体感していただきます。熊野川を知り尽くした地元の船頭が川の参詣道として世界遺産に登録された熊野川の魅力を紹介しながら楽しい舟の旅をご案内します。
また、熊野川流域で唯一の川舟大工でもある谷上さんの工房を訪ね、川舟製作の道具類を見学し、熊野川の歴史や舟の構造と製作方法について理解を深めていただきます。
日 時:11月3日(土)午前9時〜正午※雨天の場合、11月4日(日)に順延
料 金:3,500円(保険料・乗船料込)
定 員:20名(要申込、応募多数の場合抽選)
場 所:熊野川/集合場所:熊野川体感塾(三重県南牟婁郡紀宝町北桧杖)
船 頭:熊野川体感塾スタッフ
講 話:谷上嘉一氏(川舟大工)
受 付:10月3日(水)〜10月27日(土)午後5時まで
スケジュール:
8:30 受付(熊野川体感塾)
9:00 川舟大工の工房見学と谷上さんの講話
9:30 乗合せて飛雪の滝(紀宝町浅里)へ移動
9:45 乗船 飛雪の滝乗船場〜熊野川河口〜熊野川体感塾乗船場(北桧杖)
12:00 熊野川体感塾へ戻り、終了
乗合せて飛雪の滝キャンプ場へ移動
12:15 飛雪の滝駐車場・解散
※都合により時間や内容を変更する場合があります。
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