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海山町馬瀬の太田沼 「コウホネ」 ( 2005年06月07日 )
 道の駅「海山」より車で約10分,海山町馬瀬の太田沼で,スイレンの仲間「コウホネ」が愛らしい黄色い花を咲かせています。コウホネは池や沼,小川など水中に生える多年草植物です。コウホネの名前の由来は,泥に中に太く長く伸びて節があり,折ると白色のために,この白さを動物の骨にたとえて,川に中にある骨ということから,川骨(コウホネ)という名前がつけられました。直径約30センチの楕円形の葉に対し,花は3〜5センチと小ぶりです。夏にかけて次々と柄を伸ばし,水面から顔を出すように花を付けるようです。今年は水不足のため,あまり育ちが良くないらしく,沼自体も干上がり気味のため,あまり花を咲かせていませんでしたが,これから梅雨の時期にはたくさん見られることを期待したいと思います。

 また,そばには,「メタセコイア」という樹木が植えられていました。この樹木,「生きた化石」とも呼ばれています。その由来は, 第二次世界大戦後に中国四川省で発見されるまでは絶滅したとされていました。しかし発見されると,育ちが早く,きれいな円錐状になることから,いっきに世界各地で栽培されるようになりました。また,メタセコイアは発生から現在までほとんど形を変えていません。つまり,化石として産出するものとまったく同じ形をしているのです。こうした2つの理由から,そのように呼ばれるようになりました。とても美しい姿,色をした樹木ですよ。
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小さくて可愛らしいコウホネ

メタセコイア

   
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