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井戸町内の氏子より順番で祭礼を取り仕切る当屋を決め、その当屋より弓引きと弓取りが各2人ずつ選ばれ、毎年1月6日に一年の平安を祈願して、弓引き神事が行われます。
弓引きに選ばれた若者2人と、弓取りに選ばれた男の子はまず、身を清めるために裸になり大馬神社内を流れる川につかり、禊ぎを行います。禊ぎを行った後、弓引きは直垂に烏帽子姿に、弓取りは白装束姿に着替え、本殿に向かいお祓いを受けます。お祓いを受けた弓引きと弓取りは藁を敷き準備された場所で、6回ずつ計12本の矢を放ちます。的までの距離は約12m、的の大きさは約90cm。
弓引きがはなった矢が見事に的に当たると、周りで見守る観客から歓声が上がります。的に刺さった矢を小さな男の子2人が取りに行く姿は、緊張した場を和ませてくれます。時には的からはずれた矢を探し回る姿に、周りから矢の場所を教えてあげたり、一緒に探す一幕もありました。
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場所 |
熊野市井戸町大馬 |
交通 |
熊野市内より車で10分 |
駐車場 |
あり |
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