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伝教大師開基と伝える黄檗宗の寺。古くは山頂にあり、七堂伽藍があって世人の信仰を集めていたが、天正の兵火により焼失した。唯一焼失を免れた本尊十一面観音世菩薩が奉られている他、多数の寺宝を収蔵する。参道周辺には石仏が並ぶ。境内には県天然記念物のオハツキイチョウの大木があり、黄金に色づくさまは見事。また、寺周辺及び林道沿いには約500本の桜が植栽されている。
休憩所や遊歩道も整備され、霊山山頂への登山口としてハイカーに利用されている。
標高765.8mの霊山山頂からは四季折々の美しさが映える伊賀盆地を見渡すことができる。また、周辺の天然林に群落をなすアセビ・イヌツゲは県の天然記念物に指定されている。
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